[BlueSky:07065] トリチウムについて (2) Re: トリチウムを含む汚染水は薄めればいいのか?
OTSUKA Kimio
kimio-otsuka @ nifty.com
2020年 4月 17日 (金) 22:29:32 JST
大塚です。
[BlueSky:07061] で紹介した、細野豪志 Blog の、「処理水について、決断の時は迫っている」
https://ameblo.jp/gohosono/entry-12540413324.html には、当該濃度の水を毎日一定量摂取し続けた場合の濃度基準として、以下の例をあげています。
日本 60,000 Bq/L
米国 37,000 Bq/L
韓国 40,000 Bq/L
一方で、施設ごとに総量基準を設けている国もある。 として、以下の例をあげています。
<英国>
発電所毎 80〜700 兆Bq/年
セラフィールド再処理施設 18,000 兆Bq/年
<仏国>
発電所毎 45兆 Bq/年
ラ・アーグ再処理施設 18,500 兆Bq/年
<カナダ>
発電所毎 370,000〜46,000,000 兆Bq/年
彼は、「それぞれの施設の特徴に応じて総量基準は設けられているのだ。」と書いています。
私は、独立に定められた安全基準に合わせるものだと思っていましたが、細野氏は「施設の特徴に応じて」総量基準を決めてしまって良いと考えているようです。各施設の稼働ありきで基準を決めて良いのであれば基準そのものの意味が無いと私は思います。
で、「〇福島の処理水は仏の再処理施設の年間放出量の14分の1」
として、トリチウム以外を基準以下になるように取り除いた後に希釈すれば、福島の処理水をすべて海に流しても大丈夫であるとしています。
[BlueSky:07052] で薄めればいいのか?という疑問を書きましたが、薄めればすべて海に流してもいいということでした。
次の見出しには「〇福島に寄り添い、差別とは断固として戦う」
としています。その直後に
「処理水に関する解決方法が一つしかない以上、福島のためにも問題をいつまでも先延ばしするべきではないと私は考える。」
と書かれています。
安倍総理の「沖縄に寄り添う」と同じぐらいに説得力があると思います。
処理水に関する解決方法に関する対案を「トリチウムについて (3)」に、「安心」する人が少しでも増えそうな広範な提案を最後に示したいと思います。
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大塚公雄
At Sat, 08 Feb 2020 22:25:15 +0900, OTSUKA Kimio <kimio-otsuka @ nifty.com> wrote:
>大塚です
>お久しぶりです。
>
>福島の事故を起こした原子炉を冷やした水を貯蔵するタンクが増えて早晩敷地に入り
>きれなくなる事から海に流してしまおうという計画が進んでいます。
>
>薄めた場合の放射線は自然の放射線の千分の一ということで安全性をアピールしてい
>るようです。
>
>千分の一という値がどういう計算で出てくるのかわかりません。が、薄めれば放射線
>の強さ(シーベルトで測る方)は下がるでしょうが、放出される放射能の総量(ベク
>レルで測る方)は変わらないのではないかと思う私は何か勘違いをしているのでしょ
>うか
>
>もし私の勘違いでなければ、ずいぶん人を馬鹿にした話だと思うのですが。
>
>--
>大塚公雄
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