[BlueSky:07070] トリチウムについて (4) 補足 実験のデザイン

OTSUKA Kimio kimio-otsuka @ nifty.com
2020年 7月 7日 (火) 11:15:45 JST


大塚です

 (4) で書いた、
 原発推進者の方々とその子・孫を中心とした(若い方のデータも必要なので)方々に実際に処理水由来の水を使用していただく実験を行うことです。人権にもそれなりに配慮した実験の具体的なデザインは次のメールに回します。 

 の実験デザインの概要です。実験の目的は
・処理水による心身の健康被害の有無とその度合いを調べる
・安心できているかを検証する
の2つです。
 
 ボランティアの方々を3つのグループ (A1, B, C) に分け、長期にわたり、それぞれ以下のような処理に協力していただく。それぞれのグループの心身にわたる様々な現象を比較する。

・A1: 最初から処理水を含まないとわかっている水を使用する
・B:  処理水を含まない水を、そう伝えられずに使用する
・C:  処理水を含む水を、そう伝えられずに使用する


 長い期間にわたる低い被爆の人体に対する影響は直接には調べられていないと思います。よほど大規模でないと小さな影響は検出できないし、そもそもそのような実験は人倫にもとります。安全性を主張し、納得しない人を「感情的」と切って捨てたりしている原発推進者の方々とその身内のみなさんにボランティアをお願いすることにすれば、受忍限度内ではないでしょうか。

 重要なのは、A2 として、ボランティアを希望しない方々には A1 と同様、最初から処理水を含まないとわかっている水を使用していただくようにすることです。
 被験者となることを強要したり、被験者を希望しないことで非難されたり、ましてや「修整」される(暴力を振るわれる)事があってはなりません。誰が A1 で、誰が A2 かは極秘とされなくてはいけません。安心できるかどうかはそもそも感情的なものなので、原発推進者の方々とその身内のみなさんの中に安心できない方がいても、当然でしょう。


B と C の差は検出されないのではないかと思います。そのように希望もしています。他者の不幸を望んではいません。

B と C の数により、危険性がどの程度であれば統計的に有意な差が出るかは、公表されるべきです。

A1/A2 と B との間には差が出るかもしれません。進んでボランティアになっても多少とも不安があれば、心身に影響が出るのではないでしょうか。

A1/A2 と B, C の数が同じぐらいであれば、原発推進者の方々とその身内のみなさんは確かに安心なさっているのだな、とわかり、現地の方々にも安心される方が増えるのではないかと推察します。

原発推進者の方々の範囲を広くとって、被験者を増やした方がいいと思います。与党や経産省や関連企業の株主や勤めている方々だけではなく、電機労連、ひいては連合の組合員のみなさん(野党の脱原発路線の障害となっている)や、反原発の人達を罵倒する在特会の方々からもボランティアを募るべきでしょう。もちろん A2 を選択することも可能として。

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大塚公雄 



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