[BlueSky:07030] Re: 言葉と記号で作り出される世界

Y.Kuzunuki y.kuzunuki @ nifty.com
2018年 8月 12日 (日) 11:28:32 JST


中澤さん、皆様

おはようございます、葛貫です。
こちらではミンミンゼミが煩いほど盛んに鳴いています。
立秋も過ぎた。地球の公転に伴ってこの暑さは終わっていくはずですよね(^^;;。

>学術論文なら正しくルールを守れば引用するのに許可は不要ですから。

そうなんですね。

>しかし,そうすると,多くのマスメディアは怪しからんですね。
>「英科学誌」「米科学誌」ではどこがソースなのかわかりませんから。
>いったいどこでああいう慣習になったのですかね。

2016年4月5日-6日の個別鵯記に、『なぜ「英科学誌」の後にPeerJと書くくらいのことをしないのか理解できない。』と中澤さんは書いていらっしゃいました。

私も加工情報を提供する場合、ソース(一次情報)を明示することは筋だと思います。
ネット記事なら、原著にリンクをはるのはたいした手間ではないだろうにとも思います。
一方、「PeerJ」という略号が意味することを理解し、それに情報価値を見出す読者は何%くらいいるのかな?とも思いました。

中澤さんは、記事からキーワードを選んで、ネット検索することにより、原著論文に辿り着かれたのですね。

今は論文のアブストラクトをネット上で公開している学会誌も増えている。
学会の会員以外でも、ネット経由で有料で即時にその論文を入手できる場合もある。
外国語で書かれた論文でも、翻訳ソフトにかければ概要はわかる。
わからないことは、更に調べることができる。
いい時代になりました。

査読を経た科学論文も、リアル(ゼロ次)から、とある条件、とある手法、とある指標に基づいて抽出した見解を示した一次情報で、設定された条件・指標を踏まえた上で読まなければ、どこまでリアルに適用できるのか判断しがたいものがあるのだと思います。

日々、目にする情報は、報道機関が発信するニュースや、言論機関である新聞の記事等の加工情報、まとめサイトや解説サイト等、加工情報を更に加工したものが多いように思われます。人工知能が拾い出すものも含めて、高次の加工情報で示されている言葉と記号の世界を鵜呑みにするのは危ういなと思いました。


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